過去はいいのです 639

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参照引用


三浦綾子366のことば  森下辰衛


大変なことだよ、愛するとは、何しろ、自分の1番
大事なものを他にあげるのが真の愛だそうだよ


自分の隣人を愛するということを生活の中に生かす
ことは、人生を意志的に生きなければできることではありません
誰だって「ああかわいそうだな」と思うことがあっても、
自分の損になることはしたくないものです。
自分の中に隣の人のことを考えられる場所をもつことは、自分が確立していなければできないことです。


        
相手も自分も死ぬ存在なのだということを、しっかりと自分自身に覚悟させておかなければ、本当の意味で生き得ない気がする。 



(わたしのような者でも、人を喜ぼせ、慰め、何か
の役には立つことができるのだ)この思いが、わた
しの生きて行く支えとなった、     


Γ過去はいいのです、今からの一歩を、あなたもキ
リストの受の手に導かれて歩みたいとお思いにはな
りませんカヽ。‥‥‥‥
そのことが、あなた自身にどんなにむずかしく見えても、神が助けてくださるのです。
キリストはこう言っておられます(人にはできないことも、神にはできる〉と」

                 
ちょっとした一言を言うか、言わぬかが、その人、
その家の幸ご不幸の岐れ路になることは案外多い、


「今日という日には、誰もが素人だ」という言葉を
私は好むが、「おそれおののく」ことができるのは、
謙遜で真実な初心に生きているからだろう。
                        『私の赤い手帖から』


空の青さをしみじみと見つめながら私は思った。空
の色と不調和な色があるだろうか。山も、建物も、
木も、花も、人間も、電柱も、雀も、ガラスも、な
んと空の色に調和して美しいことだろう。空の色は
すべてのものを受け入れ、すべてのものの本来の色
の美しさを引き出してくれる。言ってみればそれは
「愛」と言っていい。  
             (『この病をも賜として』)


誰もいないところでどんな風に生きるかがその一生を左右する。                               『北国日記』



自分が、他の人に、どれほど大事なものを上げることができるかで、
その愛がわかる。物惜しみする人に愛はない。
キリストは最も大切な御自分の命さえ惜しみ給わなかった。
                        (『大陽はいつも雲の上に』)


人間のおろかさは、決して命令やきびしさで直すことはできない。
心のしこりを融かすものは、寛容であり愛である。
共に荷を負ってくれる忍耐である。
                      『明日をうたう』


書かれた字や言葉さえ誤るわたしたちである。日常
生活の中で。他の人の表情、そぶりを、自分の先入
観念や偏見によって、意タトな誤解をして暮らしてい
るかも知れない。
とにかく、人間が誤りやすいものであることを自覚することは人生にとって非常に大切であると思う。        
              (『あさっての風』)


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