舌を制し得る人は一人もいない695

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雑感


舌を制し得る人は一人もいない

つい
相手のことを考えず

言ってしまいます。

自己主張を。

自分は絶対正しい・・


罪な心を




参照引用


三浦綾子366のことば   森下辰衛



信夫は、特に人間として生まれたということを、
事に心に受けとめて、
真の人間になるために、格別の努力を為されたい。 
                                塩狩峠


建物は土台が大事だ。 
どんな立派な材料を使おうと、ていねいな細工をしようと、
土台がゆるんでいりゃあ、その家はすぐにぐらつく。
風が吹きや倒れる。
土台というものは大切なもんだ。
人間の生活も、真実という土台の上に建てなきゃなあ
                                 天北原野


                        
〈舌を制し得る人は一人もいない〉
然り。.
人間誰しも、言わねばよかった、
という悔いに苛まれなかった者はいない。
                    北国日記


さあ胸を張ろうではないか。
そして、「わたしはこう生きて来ました。
私の生き方を見てください」
いえる生き方を、きょうからしようではないか。
                      (『孤独のとなり』)



人間はその時点、その時点でものを考える。
非常に辛い思いをしている時は、その辛さが永遠につづく
ように錯覚する。……
袋小路に追いこまれたと思った時、
誰かが玄関の戸を開けて、裏庭に逃れさせてくれるというハプエングがあるものだ。 
だが私たちは頑なに、自分の未来は自分で拓く、という傲慢な思いにしがみついている。
                     明日のあなたへ




人間は、人間を頼りにして生きている限り、
ほんとうの生き方はできませんからね。
神に頼ることに決心するのですね」 
                     『道ありき』



挨拶がきっかけで出会った二人の間に何が展開するか、
わからないのだ。 
よくも、悪くも、かかわりが生ずるということなのだ。
挨拶の目的は、つまり人間は人間とかかわり合って生きて行くという姿勢にさせることにあるのであろう。
              生きること思うこと




現在の一点に、過去も未来も生きている。     
                北国日記



十三年という長い月日を病むことは、
たしかにひとつの不幸であろう。
しかし、それさえもわたしの成長に役立っていることを思うと、
学問や、趣味のみならず、
わたしたちの日常のできごとのすべてが、
神の与え給う豊かな糧のような気がする。
むろん、それは、成長しようと、ねがう者にとってである。
                     あさっての風




言葉は人格の所産である。
              私の赤い手帖から




自分は本ものか、にせものか、きびしい目でみつめるならば、
自分こそ本ものだと言える人間は少ないのではないか。                             (「旭川だより」)




今までに地球上にどれだけの数の人間が誕生したのか、
誰も数えることができない。
が、一人として同じ人間が誕生していない。
生まれた者すべてが、地球始まって以来、全く新しい存在なのだ。 
自分と同じ人間が一人もいないということ、
そのことだけでも真面目に受けとめて考える時、私たちは身の引き
しまる思いになるのではないか。
                小さな一歩から




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