むしろお互いに欠点をもろに見せ合って生きている。698

イメージ 1



雑感


夫婦が一番欠点を見せ合っている。

だからこそ



参照引用


三浦綾子366のことば   森下辰衛



失敗したら攻めればよけい失敗しない人生などないのだ,                       私の赤い手帖から




生きるって、大変ね。
明日の日に何が起きるか、
わからないんです
受けて立つより仕方のないのが、人生のような気がするのよ……
                 天北原野



人生における病気、失恋、浪人、破産などのさまざまの失敗も、
それにうちひしがれては単なる失敗で終わる。
世界一のホームラン王は、
失敗もまた他の人より多かった。
失敗を恐れて何もし.ない人間こそ、
全生涯が失敗となる。
           太陽はいつも雲の上に




希望を失っちゃ,駄目です。 
だから,「あの人は駄目よ」と言ったら駄目になります。
「あなたが本当に大事なのよ」
と言って、
私たちは生きなきゃならないと思います。
                 愛すること生きること



(人間は何を目標として生きるべきなのだろ。
れには社会的な地位も、一応の財産も、美貌の妻もある。
しかしそれらは必ずしもおれを幸福にはしなかった)                                 (氷点)




その人が生き甲斐と思-つているものを取り去った時、
果たして何が残るか。
只むなしさだけが残るとしたら、
わたしはその人の生き甲斐と思っていたものを、
本当の意味でで生き甲斐だと言い得ないように思うのです。
本当の生き甲斐とは、
誰もが奪うことができないものだと
わたしは思うのです。
                小さな郵便車




「自分を偉いと思う人間に、偉い人はいない‥…・」
                            塩狩峠



夫婦というものは、決して恰好のいい所だけを見せ
て生きているのではない。
むしろお互いに欠点をもろに見せ合って生きている。
その欠点も長所も含めて、相手を肯定して生きている。
……そこに夫婦の安らぎがある。 
           白き冬日



淋しい者同士が、何でつまらぬ争いをくり返すのか。
淋しければ肩をよせ合って、
仲よく生きるべきなのだ。
                  (『続水点』)




貧しい心からは貧しい言葉しか出てきません。
豊かな言葉は豊かな心から出てきます。
実に単純明快な
この一事を私たちは忘れていたような気がします。
                      『藍色の便箋』



挿し木をした時に、
水を与えすぎると、けっして根を張らないということである。
枝は青々と芽吹いても、
けっして自らしっかりと根を土におろさないのだそうである。 
ところが水分を控え目に与えると、
かえって自然に備わった生命力が水を求めて、
しっかりと根を張ってくるという。

人間の成長も同じであろう。
何の悩みも問題もないほどに与えられ、
護されてはならない。
悩みのゆえに人は自分を反省し、
謙遜を学び、
他の人に対する思いやりも生まれるのではないだろうか。
                     『あさっての風,』



ご訪問ありがとうございました