自分に問い直せば、 取るに足りぬものとなる。1108

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雑感


言葉によって
私たちは

生きるも
死ぬるも

大切


参照引用


名言集



ずいぶん前のことだが、
ある日私は不安と幻滅をおぼえ、

私の一生は
自分ではどうにもならない力で
操られているように思われた。
ある朝ふと新約聖書を開いてみると、
次の一節が目に止まった。

「我を地上に送りたまいし者、
常に我とともにあり

父なる神は
我を見捨てたまわず」。

私の人生はその瞬間から一変した。
それ以来、
私にはあらゆることが
永遠に違ったものとなった。

一日として、
この一節を繰り返さない日はなかった。

近年、多くの人々が
私のもとを訪れて助言を求めるが、
私はいつも別れ際に
この励ましの言葉を伝えている。
この一節に目を止めて以来、
私はこの言葉によって生きてきた。

私はこの一節とともに歩み、
この中に平和と力とを見出している。

私にとっては、
これこそ宗教の真髄である。

この言葉は、
人生を価値あるものにする
すべてのものの基礎となっている。
               ジョセフ・R・サイズ


 
 
人生の全体ばかりに
気を取られて思い悩んではいけない。

まだ自分の手元にくるか
どうかわからない
重荷の数と性質を、
一目で読み取ろうとするな。

むしろ問題が起こるたびに、
「この仕事の手に負えない簡所はどこだろうか」
と自問するのだ。
この問いに正直に答えれば、
自分でも赤面したくなるだろう!

次に思い出すべきことは、
過去も未来も
自分を押しつぶすことはできない、

自分を押しつぶせるのは
現在だけだ、ということである。

その現在ですら、
もし適当に分割して
それぞれの大きさの範囲を決めた上で、
自分に問い直せば、
取るに足りぬものとなる。
          マルクス・アウレリウス



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