何事にも時があり 625
参照引用
心を癒やす言葉の花束 アルフォンス・デーケン
「クロノス」は物理的な時間の流れを意味します。
年、月、分、秒で測れる量的な時間です。
一方、「カイロス」は二度とは巡ってこない決定的な瞬間を意味します。
唯一無二の独自で質的な時間です。
東日本大震災を契機として、生きる時間の尊さを再発見した人も多いでしょう。
私もあの震災以来、前にも増してカイロス的な時間のありがたさを痛感しています。
毎朝、生きていることを感謝し、毎晩、一日を無小に過ごせたことを感謝して、神に祈りを捧げています。
生きている時間は限られています。気軽に考えがちな日々の出会いも、貴重な一期一会かもしれません。
そのため、カイロスが前からやってくるとき、その前髪をつかん
でとらえることができますが、
一日一日をよりよく生きるために、何を優先的に行い、どのように
時間を使うかを、もっと深く考えていただきたいのです。
時間を使うかを、もっと深く考えていただきたいのです。
普段から時間の貴重さを意識していれば、カイロスが前からやってきたとき、唯一の機会をしっかりつかむことができましょう。
◆時間の使い方の再考法
自分の時間の使い方を見直して、これからの生活をどう変えていくべきかを考えて
①あなたの人生で大切だと思うことを十挙げてください。
②その中で、もっとも失いたくないものを一番にして、自分にとって大切なものから順に番号をふってください。
③あなたがこの一週間のうち、自分の時間を、何のためにどのように使ったかを書き出して、前のリストと比べてみてください。
④いずれも同じ項目が同じ順位にあれば、あなたは今の生き方で十分調和のとれた生活を送っています。
⑤もし、大切にしたいことの第一位に家族の団欒を挙げていながら、
実際には仕事やゴルフにかまけて、ほとんど家族と一緒の時間を持てていないようならば、今までの時間の使い方を改める必要があります。
ご訪問ありがとうございました。
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