人間はまことに過失を犯さなければ 647

イメージ 1
雑感

毎日を
無駄にしないように

淡々と

参照引用



三浦綾子366のことば  森下辰衛


獸でさえ人間の言葉を知るのであれば、人間同士な
ら必要限度の言葉はわかっていいのかも知れない。
問題は、相手の心に自分の心を通じさせる意志であ
り、わかりたいと切望する思いが、あるかないかで
ある、                    (『私の赤い手帖から』


どうか、人目をあまり気になさらず、あなたはあな
たでいて下さい。そして、あなた自身の真実から生
まれた言葉で語って下さい。まちがっても上手に語
ろうとなさらないで下さいね
                          (藍色の便箋)


確かに、私たち人間は神から与えられているいかな
る物をも、無駄にしてはならないのだ。絶えず再生
を計るべきなのだ。人間がもう役に立たぬと思って
いるものに、神にとっては最も惜しむべきものが多
くあるのではないか。         
                             難病日記



「ふ一ん、しかしだな、金は、あっても邪魔にはな
らんぞ」「そうかな。金って意タトに邪魔なものかも
知れんと思うよ」 
                       嵐吹く時も


何が起こるかということに重点を置くのではなく
てね。
何が起きようと、とにかく、いかに生きるか
という、生きる姿勢に重点を置くべきじゃないのか
な」  
                      『残像』



「人間はね、ふだんぶらぶらしててね、いざとなっ
たらやるんだって言ってみても、駄目なんだよ。人
間って、ちょっと油断するとすぐに怠け者になるか
らね。毎日の、何でもないようなことでも、怠けな
いようにするって、大事だよ」   
                        裁きの家



人間はまことに過失を犯さなければ生きて行けない
存在である故に、われわれは、ただ神と人とにゆる
していただかなければ、生きて行けない者なのであ
ります。              『ひつじが丘』)



私たちはまたたびたび人への忠告を怠ることがあ
る。もし他人が危険な橋を知らずに渡るのを黙って
見ていたら、それは大きな怠惰である。
                      『聖書に見る人間の罪』



葉っぱを見ると、みんな広がっていますでしょう。
タンポポにしても何にしても、みんな葉っぱが広が
っています。
みんなで同じ光を受けようね、雨を受
けようねーという感じで広がっています。それこ
そ弱肉強食なんかじゃないですよね。
                       (『三浦綾子対話集2』)


自分は賢い。 自分は思慮ぶかい。 自分は慎重だ。 自
分は用意周到だ。 と、すべての面で、わたしたちは
やっぱり自分の力を信じている。過信している。
                     (『生きること思うこと』)



「かけがえのない、そしてくり返すことのできない
一生を、キリストを信じてあなたも歩んでみません
か。
今までの生活が、どんなに疲れきった、あるい
は人に言えない恥ずかしい生活であっても、または
言いがたいほどに苦しく悲しい毎日であったにして
も、今、あなたの前に、まだあなたの足跡が一つも
印されていない純白の布のような道があるのです。
過去はどんな歩み方であったにせよ、自分の目の前
に、足跡一つない道があり、そこにどんな足跡を残
して行くかは、自分の自由だということ、そんなす
ばらしいことはないと思います」
                        (『光あるうちに』)

ご訪問ありがとうございました