今日しか生きられない。656

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雑感



言葉に

勇気づけられます。

謙虚

素直

淡々



参照引用

三浦綾子366のことば   森下辰衛


「キリストが、この自分のために死んだのに、どうして無関心でいられるだろう」久蔵は口癖のようにそう言っていた。
                      (『愛の鬼才』)


人間というものは、常に自分が正しいのですね。
分の行為は、いくらでも弁護出来るものなのですね。
そして、人のあやまちは、絶対といってよいほど、責め立てるものなのですね。 
                     (『雪のアルバム』)


私は「頭」で生きてゆくつもりも「胸」で生きてゆくつもりもありません。
爪の先、髪の毛一本に至るまで、私の生命が流れていることを想い、全身で生きてゆくつもりです。
                    (『生命に刻まれし愛のかたみ』)



人間は誰しも孤独なのですよ。
いつも誰かに、自分をわかってほしいと思っているものなのですよ。
から愛する相手とは、何でも話し合いたいと思っているものなのですよ。       
                        (『藍色の便箋』)


よかれと願ってしたことが裏目に出たり、のがれ得たと思った途端、また別の難にあったりすることは、意外と多いものである。
人間の知恵には限界があって、自分の未来の見通しは容易に立たぬものだ。
                 (『旧約聖書入門』)


わたしたちは今しか生きられないわけです。
過去を生きることはできないんです。
昨日確かに生きていたんですけれども、昨日をもう一回生きてみるとい
うわけにはいかない。
今日しか生きられない。
明日を生きるわけじゃなくて今を生きるしかない。
                  (『永遠のことば』)


おそらく、これから死ぬまでの間に、私はまだまだ多くの人の言葉に励まされ、教えられて生きて行くにちがいない。
私を強めてくれるこれらの言葉は、私にとって何物にも替え難い宝なのだ。
                  (『私の赤い手帖から』)


嫌いなものー一
つまり苦手なもの、それが人間であれ、教科であれ、食物であれ、何であれ、苦手であれば苦手でなくなればよいのだ。
嫌いであれば嫌いでなくなればよいのだ。
それがどんなに、自分の人生を伸び伸びと生かすことになるか、測り知れないのではないか。
向うから人が来る。
あの人は嫌いだ、さあ別の道を行こう、と思っている人と、ああ大好きな人が来た、何とうれしいことだろうと、駆け寄って行ける人では、人生の内容がちがう。
                    (『風はいずこより』)




人生はある意味で、反対されることの連続です。
                (『明日のあなたへ』)



「好きだということぐらいで、事を決定してはならない」その言葉を、私は忘れることができません。
現代は、自分の好きなことをするのを、何か新しい生き方のように錯覚している人が、多いのです。
                 (『小さな郵便車』)



「人間はな、景色でも友だちでも、懐かしいものを待っていなければならん。
懐かしさで一杯のものを持っていると、人間はそう簡単には堕落しないものなんだ」            
                (『続泥流地帯』)




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